インタビュー

私は開業するにあたり、アットホームで入りやすい歯科医院にしたいと考えました。そのため、名前も柔らかい印象にすることを意識しました。そこで注目したのが、「栗」です。茨城県は栗の名産地であり、私自身の名字にも「栗」の字が入っていますので親しみを覚え、「くりの木歯科医院」と名付けました。

院内もまた、温かみのあるデザインを心がけました。バリアフリー設計ですから車いすで入ってもらうことができますし、お手洗いの鏡は奥歯の形をしているんですよ。「あそこなら気軽に行きやすい」と思ってもらえる歯科医院になれたら嬉しいです。

診療で大切にしているのは、患者さまのお望みをできるだけ叶えることです。例えば、痛みがあれば何とかして痛みを取り除いてからお帰りいただくというように、患者さまのお困りごとに対処していきたいと思います。

それを実現するため、私は患者さまのお話に耳を傾けることを欠かしません。治療だけでなく、お聞きすることも診療の一環と考え、何をしてほしいのかをくみ取るように心がけています。患者さまの立場に立った治療が、私の目標です。

私の母は歯科衛生士、祖父も歯科医師でしたので、歯科医療には子どもの頃から親しみがあり、自然と職業として意識するようになりました。

そうは言っても、実は私自身も治療を受けるのは苦手な子どもでした。だからこそ、歯科治療にありがちな怖くて痛い印象を取り除き、患者さまが気軽に入りやすい歯科医院作りをしていきたいと思います。

日々診療をしていて、嬉しいのは患者さまから「ありがとう」と言っていただいたときです。私が作った入れ歯がぴったりと合った患者さまから、「先生上手ね」と感想をいただいたことがありました。この仕事をしていて良かったと思います。

患者さまが当院を選んで受診されたからこそ治療ができるのであり、また来てくださる方がいることにやりがいを覚えます。

当院は2014年の開院ですが、その当時から変わったことと言えば医療機器が増えたことです。お子さまもご年配の方も、あらゆる年代の患者さまのさまざまな治療に対応できるように、機材や設備の充実を図っています。例えば、神経の治療を緻密でスピーディーにするための機械などです。

一方で、患者さま第一の歯科医療を目指す思いは、開院当時から変わりません。患者さまの視点で考え、そのお気持ちをくみ取っていけたらと思います。

当院のスタッフは長い間歯科医療に従事してきたメンバーが多く、私が指示しなくても患者さまのためにできることを自分で考えて動いてくれています。予防についてご紹介するなど、患者さま思いである点も、私が自慢に思うところです。

スタッフと患者さまとの距離が近く、親身に寄り添い笑顔で接してくれていると思います。

患者さまのお話に耳を傾けるのはもちろんですが、そもそも歯科医院という場所はご自分から話しやすい雰囲気ではないかもしれません。初めていらっしゃった方は、どんな人に治療されるのか分からず、きっと緊張していることでしょう。だからこそ、お会いしたら最初に私のほうから名乗り、ごあいさつすることを大切にしています。

少しお話しするうちに緊張が解け、ご希望やご質問を聞かせていただけるようになればと思います。特にお子さまには目線を合わせることを意識し、まずは「怖くない人だ」と思ってもらうことを重視しています。

当院の診療方針として、今後は予防をもっと広めていきたいと思います。すでに虫歯になったり抜いたりしてしまった歯がある場合でも、予防をすれば再発を防いで今より悪くならないようにすることはできます。ずっと気持ちよくご飯が食べられるように、治療を済ませた後の良い状態を維持していきましょう。

今ある歯を大切にしていくためのサポートを、当院にお任せください。